@article{oai:nwec.repo.nii.ac.jp:00016858, author = {山下, 亜紀子}, journal = {国立女性教育会館研究紀要, Journal of the National Women's Education Center of Japan}, month = {Aug}, note = {近年、社会的な育児支援が今日的課題の1つとなりつつある。しかし、保育所を中心とした専門機関やインフォーマルな社会関係による従来型の支援では、育児に関するニーズのすべてを充足し得ないのが現状であり、新たな育児支援の形の構築が望まれている。このような中、国の施策においても新たな展開がみられ、育児支援メニューの多様化がうちだされている。本稿はこのうち地域型育児支援としての「ファミリー・サポート・センター」に焦点をあてている。地域住民を組織化した育児支援のスタイルに関しては、高齢者福祉の領域における住民参加型組織のように、もはや専業主婦を主力とする組織化には期待できない。すなわち女性労働に関する社会的な変化を踏まえると、地域社会における担い手を確保できるかどうかという問題に突き当たる。そこで本研究では、「ファミリー・サポート・センターみやざき」の育児支援者に対し、育児支援をするにあたっての動機付け分析を行い、この課題にアプローチした。分析結果からは、「専門性の活用」「家族の代替性」「子育て経験の活用」「社会参加」の4つの要素を見いだした。この結果から、「子育て経験の活用」と「社会参加」の動機付けについては、高齢者福祉の領域における住民参加型組織に代表される互助型組織と共通するものとして位置づけ、また「専門性の活用」と「家族の代替性」については、地域型育児支援に固有の動機付けとしての解釈を行った。また、全体社会の文脈で考えると、高齢化、家族形態の変容、価値の成熟化という現代社会特有の現象に規定された動機付けとしても理解した。以上の考察を踏まえ、地域型育児支援の担い手は今後の展開において広がる可能性があるという解釈を行っている。}, pages = {39--50}, title = {育児支援者の動機付けに見る地域型育児支援の展望}, volume = {8}, year = {2004}, yomi = {ヤマシタ, アキコ} }