@article{oai:nwec.repo.nii.ac.jp:00016854, author = {船橋, 恵子}, journal = {国立女性教育会館研究紀要, Journal of the National Women's Education Center of Japan}, month = {Aug}, note = {父親の育児参加はどこまで家族におけるジェンダー秩序を変革しうるだろうか。10歳以下の子どもを一人以上持ち、父親がよく育児に関わっている17組のカップルに対して、インタビュー調査を実施した。その結果、職業と家族ケアの性役割配分の視点から、基本的四類型を抽出した。Aタイプ(新保守主義的家族)は、母親が主なケア役割を担っており、父親は時々助けている。Bタイプ(移行期家族)は、両親とも職業を持ち、家事も分担しているが、母親の家事負担が父親よりも重い。Cタイプ(平等主義家族)は、両親ともに職業と家事をほぼ平等に担っている。Dタイプ(ラディカルな家族)は、性役割が逆転しており、女性が稼ぎ手で男性がケアラーである。A~Dタイプまでの語りを分析した結果、ジェンダー秩序は、あらゆるところで作動しており、幸福な家庭、社会的成功、よりよい生活といった様々な男性の願望を優先するように働いている。反対に、女性はパートナーの男性に従って自分自身の願望を調整するように期待されている。しかしながら、女性がパートナーの男性と交渉することは重要で、カップル間の新しい均衡をもたらしうる。それを「ジェンダー契約」と呼ぶことができる。}, pages = {13--23}, title = {平等な子育てに向かって : "夫婦で育児"の四累計 (<テーマ>変わりゆく「家族」と次代再生産)}, volume = {8}, year = {2004}, yomi = {フナバシ, ケイコ} }