@article{oai:nwec.repo.nii.ac.jp:00016825, author = {菅野, 琴}, journal = {国立女性教育会館研究紀要, Journal of the National Women's Education Center of Japan}, month = {Sep}, note = {ユネスコはその憲章の理念に基づき,基本的人権としての教育という視点から,"すべての人に教育を"(Education for All,EFA)運動を通して女子・女性教育の普及に努めてきた。女子・女性教育は,人権の視点からだけでなく,社会・経済面での効果,開発への貢献という面から,その重要性が認識されてきた。そのような理念,認識に基づき,女子・女性教育は国際社会の民主化の流れ,国際開発協力の枠組みのなかで進められ,様々な国際的取り決めや条約,国際会議の提言,行動計画等で,最優先分野の一つに含められてきた。ダカール世界教育フォーラム(2000)では,6つの目標の一つに,2005年までの初等・中等教育でのジェンダー格差の解消,2015年までに教育におけるジェンダー平等の達成の目標が掲げられた。ユネスコのジェンダー平等教育活動は,ダカールEFA目標達成の一環として,また『国連女子教育の十年イニシアチヴ』への貢献として,実施されている。ジェンダーの視点にたち,ジョムチエンEFA世界教育会議(1990)で強調され,拡大された基礎教育の概念を基盤とし,学校外教育も含めて,幅広く展開されている。本稿では,まず,ユネスコ設立以来の女子・女性教育活動の流れをまとめて検討した後,ダカール世界教育フォーラム後のユネスコのジェンダー平等教育の活動方針,戦略,主な活動を紹介する。結論として,教育におけるジェンダー平等は,相互の尊敬,対話と責任分担にもとづいた男女間の新しいパートナーシップの形成を促し,最終的には,公正,公平で,維持持続可能な21世紀社会をつくるための根幹となる活動であると位置づける。}, pages = {27--38}, title = {すべての人に教育を,ユネスコのジェンダー平等教育への取り組み}, volume = {6}, year = {2002}, yomi = {カンノ, コト} }