Lesson1 国際比較でみる日本の男女共同参画の現状

世界からみた日本の位置づけと課題について知りましょう。
【このレッスンのキーワード】

ジェンダーギャップ指数/ジェンダー
「参画」と参加

右下の をクリックして、次ページに進んでください。

Copyright(C) 2020 National Women's Education Center, Japan, All Rights Reserved.
Lesson1 国際比較でみる日本の男女共同参画の現状

世界からみた日本の位置づけと課題について知りましょう。
●ジェンダーギャップ指数-男女共同参画に関する国際的な指標-

各国の男女格差を比較する指標として、世界経済フォーラムが発表しているジェンダーギャップ指数があります。日本のジェンダーギャップ指数(GGGI)は、2019(令和元)年12月現在、153か国中121位と過去最低の順位を記録しました。OECD加盟国のなかでも最低のレベルです。
詳細をみると、健康分野40位、教育分野91位、経済分野115位、政治分野144位となっています。



ジェンダー

「社会的・文化的に形成された性別」のことです。人間には生まれついての生物学的性別(セックス/sex)があります。一方、社会通念や慣習の中には、社会によって作り上げられた「男性像」「女性像」があり、このような男性、女性の別を「社会的・文化的に形成された性別」(ジェンダー/Gender)といいます。
(参照 第4次男女共同参画基本計画 用語解説)


右下の をクリックして、次ページに進んでください。

Copyright(C) 2020 National Women's Education Center, Japan, All Rights Reserved.
Lesson1 国際比較でみる日本の男女共同参画の現状

世界からみた日本の位置づけと課題について知りましょう。
●「参画」とは?

日本の順位を低くしているのが政治・経済分野での大きな男女格差です。どちらも100位以下になっています。
ここで重要となるのが、「参画」という考え方です。
では、「参画」はいったいどのような意味をもつのでしょうか。
災害や防災計画に女性が「参画」する意義から考えてみましょう。

女性の「参画」がない⇒災害が起こったときに、女性や子どものニーズがつかめない

右下の をクリックして、次ページに進んでください。

Copyright(C) 2020 National Women's Education Center, Japan, All Rights Reserved.
Lesson1 国際比較でみる日本の男女共同参画の現状

世界からみた日本の位置づけと課題について知りましょう。
防災計画策定に女性も「参画」。意思決定過程に加わる。


「参画」とは

事業・政策などの組織の意思決定過程に加わること。
「参画」することで、活動の企画や運営方針の策定に関わり、集団の組織運営に対して意見を反映できます。組織を変えていくことも可能です。


右下の をクリックして、次ページに進んでください。

Copyright(C) 2020 National Women's Education Center, Japan, All Rights Reserved.
Lesson1 国際比較でみる日本の男女共同参画の現状

世界からみた日本の位置づけと課題について知りましょう。
●政治・経済分野の「参画」の重要性

政治・経済分野の「参画」について、第4次男女共同参画基本計画には以下のように記載されています。
(詳細についてはLesson3で学びます。)

特に、政治分野における女性の参画拡大は重要である。

民主主義社会では、男女が政治的意思決定過程に積極的に参画し共に責任を担うとともに、多様な意思が政治や社会の政策・方針決定に公平・公正に反映され、均等に利益を享受することができなければならず、新たな制度の構築や制度の抜本的な見直しが行われる中で、女性の関心事項を含め、男女共同参画の推進に向けた政策・方針を政治的な優先課題に反映させることも重要である。

また、経済分野においても、将来にわたって多様性に富んだ持続可能な経済社会を実現するためには、多様な人材の能力の活用等の観点から重要な担い手としての女性の役割を認識し、女性の活躍の機会を拡大していく必要がある。
(第4次男女共同参画基本計画 第2分野 政策・方針決定過程への女性の参画拡大より抜粋)


政治分野における男女共同参画の推進に関する法律

平成30年5月23日に公布・施行されました。この法律は、衆議院、参議院及び地方議会の選挙において、男女の候補者の数ができる限り均等となることを目指すことなどを基本原則とし、国・地方公共団体の責務や、政党等が所属する男女のそれぞれの公職の候補者の数について目標を定める等、自主的に取り組むよう努めることなどを定めています。

【参照】政治分野における男女共同参画の推進 内閣府男女共同参画局HPより




パリテ(parité)

パリテとは「同等、同一」を意味するフランス語です。フランスでは、2000年に通称パリテ法と呼ばれる法律が制定され、男女の政治参画への平等が促進されました。この法律の名前から、日本では「パリテ」を「議員の男女比率を同率にする」ことをはじめとして、意思決定の場での男女が同数になることを表す言葉として使われています。

日本女性学習財団「キーワード・用語集」 より一部引用


右下の をクリックして、次ページに進んでください。

Copyright(C) 2020 National Women's Education Center, Japan, All Rights Reserved.
Lesson1 国際比較でみる日本の男女共同参画の現状

世界からみた日本の位置づけと課題について知りましょう。
このレッスンのポイント
  • ジェンダーギャップ指数(GGGI)の日本の順位は153か国中121位で、OECD加盟国のなかでも最低のレベル。
  • ジェンダーとは「社会的・文化的に形成された性別」
  • 「参画」は、組織の事業・政策などの意思決定過程に加わること。

左のボタンをクリックしてください。Lesson 内容をクイズ形式で確認することができます。
(解答記録は残りません。)

このレッスンはこれで終了です。右下の をクリックして、次のレッスンに進んでください。

Copyright(C) 2020 National Women's Education Center, Japan, All Rights Reserved.